• 2026年6月19日
  • 2026年7月8日

健診で「尿酸値が高い」と言われたら ― 痛風になる前にできること

健康診断で「尿酸値が高い」と指摘されたものの、痛みもないのでそのままにしていませんか。尿酸値の異常は自覚症状が出にくく、つい後回しにされがちです。けれども、暑くなるこれからの季節は痛風発作が起こりやすい時期でもあります。本記事では、尿酸値が高いことの意味と、発作を起こす前にできることをご紹介します。

尿酸値が高いと、何が起こるのか

血液中の尿酸が多い状態を「高尿酸血症」といい、一般的に尿酸値が7.0mg/dLを超えると該当します。尿酸はふだん尿に溶けて排出されますが、増えすぎると体の中で結晶となり、さまざまな不調の引き金になります。

よく知られているのは、足の親指の付け根などに突然激しい痛みが出る「痛風発作」です。「風が吹いても痛い」と言われるほどの痛みで、日常生活に大きく支障します。

ただ、高尿酸血症の影響は痛風だけではありません。尿酸の結晶は腎臓にもたまり、腎機能の低下や尿路結石の原因になります。さらに、高血圧や脂質異常症、糖尿病といったほかの生活習慣病と重なりやすく、動脈硬化との関連も指摘されています。痛みがないうちから向き合う意味は、ここにあります。

こんな方は注意が必要です

次のような項目に心当たりのある方は、尿酸値が上がりやすい傾向があります。

  • ビールなどお酒をよく飲む
  • 肉類・魚卵・レバーなど(プリン体の多い食品)をよく食べる
  • 水分をあまりとらない
  • 太りぎみ・運動不足
  • 健診で尿酸値の高値を繰り返し指摘されている

高尿酸血症は圧倒的に男性に多く、特に30代以降で増えてきます。働き盛りの方こそ、一度立ち止まって数値を確認していただきたい項目です。

夏は痛風発作が起きやすい季節です

これからの暑い季節は、汗を多くかいて体内の水分が不足しがちです。脱水が進むと血液中の尿酸が濃くなり、結晶ができやすくなります。そこに冷えたビールが加わると、アルコールが尿酸値をさらに押し上げます。「夏に痛風発作が増える」のはこうした理由からです。

こまめな水分補給(水やお茶)を心がけ、お酒はほどほどに。これだけでも発作のリスクを下げることができます。なお、痛風発作の最中は、その場で尿酸値を下げようと自己判断でお薬を始めると、かえって症状が長引くことがあります。発作が起きてしまったときは、まず医療機関にご相談ください。

当院でできること

尿酸値は採血で確認できます。健診結果をお持ちいただければ、現在の数値や経過を一緒に確認し、次のように対応してまいります。

  • 食事・飲酒・運動など、生活習慣のふり返りとアドバイス
  • 尿酸値の定期的なチェック
  • 必要に応じた、尿酸を下げるお薬による治療
  • 高血圧・脂質異常症・糖尿病など、合わせて見つかった項目の評価

痛みが出てから慌てて受診される方も多いのですが、発作が起きる前の段階で対策を始めることが、もっとも体への負担が少ない進め方です。詳しくは健診で「HbA1c」を指摘されたらなど、ほかの生活習慣病の記事も合わせてご覧ください。

ご相談をお待ちしています

院長は日本専門医機構認定の内分泌代謝・糖尿病専門医として、尿酸値をはじめとする生活習慣病を、体全体のバランスを見ながら診療しております。

当院は千葉市若葉区にあるショッピングセンター「イコアス千城台」の2階、千葉都市モノレール千城台駅と直結しております。千城台や小倉台、御成台、桜木方面など、お近くの方にも通っていただきやすい立地です。健診結果を片手に、お買い物のついでにでも、お気軽にお立ち寄りください。


中山内科クリニック
院長 幸田圭太

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