- 2026年5月14日
- 2026年9月19日
Dexcom G7はインスリン1日1回でも使える?対象・費用・相談の流れ
「インスリン注射は1日1回だけですが、Dexcom G7を使えますか」。保険診療で使える場合があります。注射の回数だけで決めるのではなく、糖尿病の治療内容や日々の困りごと、機器を適切に使えるかを診察で確認します。
当院ではDexcom G7による持続グルコース測定に対応しています。今回は、検討するときに知っておきたい対象・費用・使い方を整理します。

インスリンを1日1回使う方も相談できます
Dexcom G7には、インスリン製剤を1日1回以上自己注射している外来の患者さまが対象となる保険の枠組みがあります。1型糖尿病の方だけでなく、インスリン治療中の2型糖尿病の方も対象になり得ます。
ただし、保険の条件を満たすことと、その方の治療に必要であることは別です。血糖が変動する時間帯、低血糖への対策、生活に合わせた管理方法などを踏まえて判断します。ご自身に当てはまるか迷うときも、診察時にお尋ねください。
1回の数値に加え、日々の動きを確認します
Dexcom G7は、小さなセンサーを皮膚に装着し、皮下の細胞の間を満たす「間質液」のグルコースを測る機器です。血液そのものを測っているわけではありません。食後や運動の前後など、値が急に変わるときには、指先で測った血糖値と差が出ることがあります。
対応するスマートフォンなどに5分ごとに値を送り、上がっているか、下がっているかをグラフで確認できます。記録を振り返ることで、日常の血糖管理について医師と相談する材料になります。装着するだけで治療が完了したり、必ず血糖が改善したりするものではありません。
数値が高かった一場面だけを見て「この食事は全部だめ」と決めつける必要はありません。食事の時間、活動量、薬を使った時間などと合わせ、繰り返す傾向があるかを確認します。記録を日々の暮らしにどう生かすかまで相談することが大切です。
指先の血糖測定が必要な場面もあります
普段の較正、つまり指先の血糖値を使って測定値を補正する操作は原則不要です。一方、指先測定が一切不要になるわけではありません。表示値と体の症状が合わない場合や、低血糖・低血糖の可能性を確認する場合には、血糖自己測定器で確認します。
高い値や低い値を知らせるアラートもありますが、通信や設定によって通知されない場合があります。数値やアラートだけを頼りに薬の量を変えず、あらかじめ医師と決めた対応に従ってください。低血糖については、症状と対処法の記事もご覧ください。
始める前に、使い方と費用を確認しましょう
診察では、現在の治療、気になる時間帯や症状、測定で確かめたいことを伺います。お薬手帳や、すでに測っている血糖の記録があればお持ちください。
使用する場合は、装着や交換の方法、アラートへの対応、指先測定が必要な場面を確認します。スマートフォンは機種とOSによって対応状況が異なるため、メーカーの最新情報で確認が必要です。専用モニターを用いる方法もあります。
センサー装着時には出血や痛み、テープによるかぶれ、途中ではがれるといったことが起こる場合があります。装着部に赤み・腫れ・痛みなど感染や炎症が疑われる場合は、直ちに医療機関を受診してください。
費用は保険の適用、使い方、負担割合、受診時の診療内容などで異なります。継続して使用する場合も含め、開始前に負担の見通しをご確認ください。インスリンを使っていない方についても、病状や利用目的に応じた取扱いを診察で確認します。
千城台で糖尿病の治療を相談したい方へ

中山内科クリニックは、千葉市若葉区のイコアス千城台2階、千城台駅直結です。院長は日本専門医機構認定の内分泌代謝・糖尿病専門医です。「自分にも必要か」「今の血糖管理で困っていることがある」といった段階から、診察時にご相談ください。糖尿病内科の診療案内もご覧いただけます。
Web予約は初診のみです。通院中の方は診察時にお声がけください。
中山内科クリニック 院長 幸田圭太
参考資料(2026年9月16日確認):PMDA:Dexcom G7電子添文(2025年12月第3版)、日本糖尿病学会:持続グルコースモニタリングデバイス適正使用指針(2026年4月改訂)、厚生労働省:令和8年度診療報酬・医科点数表
