• 2026年8月31日

睡眠時無呼吸の簡易検査 ― ご自宅でやること、結果の見方

ご家族から「いびきがすごい」「寝ている間に息が止まっている」と言われて受診を考えたものの、検査と聞くと入院が必要なのではないかと、気になってしまう方もいらっしゃるかと思います。睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる場合、当院ではまず、ご自宅で受けていただける簡易検査をご案内しています。今回は、検査を受けるまでの流れ、ご自宅で実際に行っていただくこと、そして結果の見方についてご紹介します。

検査を受けるまでの流れ

まずは外来を受診いただき、気になっている症状やご家族からの指摘、日中の眠気の程度、これまでのご病気などについてお伺いします。いびきや日中の眠気といった症状そのものについては、いびき・日中の強い眠気が気になる方へで詳しくご説明しています。

お話をお伺いして睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、その場で簡易検査をご案内します。検査機器は提携会社からの貸し出しという形でご自宅に配送されます。

ご自宅で行っていただくこと

簡易検査は、ご自宅で一晩お休みいただくだけの検査です。入院の必要はなく、痛みを伴うものでもありません。

お渡しするのは、手のひらに収まる程度の小さな装置と、いくつかのセンサーです。就寝前に、血液中の酸素の値をみるセンサーを指先に、呼吸の流れをみる細いチューブを鼻の下に取り付け、本体を体に固定していただきます。装着のしかたは、パンフレットでも説明されており心配はいりません。。

あとは、ふだんどおりお休みいただくだけです。姿勢を意識したり、「眠らなければ」と気負ったりする必要はありません。翌朝、目が覚めたら機器を取り外し、提携会社へご返送ください。

当院に検査結果が届き次第ご連絡いたします。ご都合のつくタイミングでご受診ください。

結果に出てくる「AHI」という数値

検査結果でまず注目するのが、AHI(無呼吸低呼吸指数)という数値です。これは、睡眠1時間あたりに、呼吸が止まる(無呼吸)または浅くなる(低呼吸)状態が何回起きていたかを示すものです。

一般的には、次のように考えられています。

  • 5以上15未満 … 軽症
  • 15以上30未満 … 中等症
  • 30以上 … 重症

ただし、簡易検査は脳波までは記録しないため、実際の状態より数値が低めに出ることがあるとされています。数値だけで機械的に判断するのではなく、日中の眠気などの症状や、高血圧・糖尿病といった持病の有無も含めて、総合的に方針を考えていきます。

結果が出たあとの流れ

軽症で症状も軽い場合は、体重の管理や飲酒の量、寝るときの姿勢といった生活面の見直しから始め、様子をみていくことがあります。

一方、中等症以上と考えられる場合や症状が強い場合は、CPAP(シーパップ)療法が選択肢になります。保険適用の条件や月々の費用については、CPAP療法の費用と保険適用の条件で詳しくまとめています。また、より詳しい検査(PSG/終夜睡眠ポリグラフ検査)が必要と判断した場合には、専門の医療機関へご紹介することもあります。

なお、睡眠時無呼吸は、血圧や血糖のコントロールにも関わるとされています。糖尿病で通院されている方は、糖尿病と長く付き合うための千城台での通院もあわせてご覧いただければと思います。

千城台での検査・ご相談について

「検査」と聞くと身構えてしまうものですが、ご自宅で一晩お休みいただくだけのものです。ご家族からいびきや呼吸の停止を指摘された方、日中の眠気が気になっている方は、ご年齢にかかわらず、一度ご相談いただければと思います。

当院は千葉市若葉区にあるショッピングセンター「イコアス千城台」の2階にございます。千葉都市モノレール千城台駅と直結しており、お買い物のついでにお立ち寄りいただくこともできる立地です。

院長は日本専門医機構認定の内分泌代謝・糖尿病専門医として、睡眠時無呼吸と関わりの深い生活習慣病も含めて診療しております。Web予約も承っておりますので、お気軽にご相談ください。


中山内科クリニック
院長 幸田圭太

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