高血圧症について

高血圧症のイメージ画像

高血圧は、自覚症状がほとんどないまま進行するため「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれる病気です。
放置すると、脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎不全など重大な病気を引き起こすリスクが高まります。

当院では、正確な診断と生活習慣の改善、必要に応じた薬物治療により、長期的に血圧を安定させるサポートを行っています。

高血圧症の原因

高血圧は大きく「本態性高血圧」と「二次性高血圧」に分かれます。

本態性
高血圧
生活習慣や体質、遺伝の影響で起こる最も一般的なタイプ
二次性
高血圧
腎臓・ホルモンの病気、薬の影響など特定の原因があるタイプ

特に以下の要因が血圧上昇に関与します。

  • 塩分のとり過ぎ
  • 肥満、内臓脂肪の増加
  • 運動不足、ストレス
  • 飲酒、喫煙
  • 睡眠不足
  • 加齢、遺伝

生活習慣を見直すことで改善できるケースが多く、早期介入が重要です。

高血圧でみられる症状

多くの方は症状がありませんが、次のようなサインが見られることもあります。

  • 頭痛、肩こり
  • 動悸、息苦しさ
  • むくみ
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 倦怠感

症状の有無に関係なく、血圧が高い状態が続くこと自体が問題となります。

当院で行う検査

高血圧の評価には、血圧測定だけでなく全身の状態を確認することが大切です。

また、自宅での血圧測定が診断と治療に非常に有用です。
「家庭血圧」は診察室よりも正確に日常の血圧を反映するため、記録をお願いしています。

治療について

生活習慣の改善

高血圧治療の基礎は生活習慣の見直しです。

  • 減塩:1日の塩分量は6g未満が推奨
  • 適度な運動:ウォーキングなどの有酸素運動
  • 体重管理
  • 適切な飲酒量の調整
  • バランスのよい食事(野菜・魚・食物繊維)
  • ストレス・睡眠の改善

少しの工夫でも継続することで大きな改善につながります。当院では、患者さんの生活リズムに合わせたアドバイスを行っています。

薬物治療

生活習慣改善だけでは血圧が下がらない場合、体質や合併症に合わせて薬物治療を行います。
薬には、

  • カルシウム拮抗薬
  • ARB/ACE阻害薬
  • 利尿薬
  • βブロッカー

などがあり、患者さんに合わせて組み合わせます。副作用や生活との相性も考慮し、無理なく続けられる処方を心がけています。

合併症予防が最も重要です

高血圧は長期間放置すると、以下の重篤な病気を引き起こします。

継続的な治療と定期的な検査が、重症化を防ぐうえで欠かせません。

気になる方は早めの受診を

「血圧が高いと言われた」「最近頭痛や動悸が気になる」「家族に高血圧が多い」
そんな方は、軽症のうちに診察を受けることでリスクを大きく下げることができます。
当院では長期的な視点で血圧管理をサポートし、患者さん一人ひとりに合わせた無理のない治療を行っています。
気になる症状があればお気軽にご相談ください。